三島の友人や夫人の証言によると、彼はリンガフォンのテープで徹底的に自学自習で英語を身につけたそうだ。(クイーンズイングリッシュなのもそのため)
夫人との世界一周旅行やニューヨーク短期滞在の経験はあるものの、留学などの長期滞在をせずにここまでの英語のスキルを身につけたのは、やはり三島自身の常人離れした意志の強さと学習能力の高さがその理由でしょう。
「世界で認められる作家になるためには英語力が必須」という明確な意思のもと行動をしているのが、実に三島らしい。
ちなみに、学習院時代のドイツ人の恩師の証言では、三島はドイツ語の成績も抜群に優秀だったそうだ。