来日された金大中・韓国大統領と恩師との再会の模様が読売新聞で大きく報道され、教師と生徒のあり方、さらに教育の本質について教えられた。
その恩師は、戦後、駐ウルグアイ大使などを務めた元外交官椋本伊三郎先生で 戦前の昭和十四年、時局が次第に息苦しさを増す時代に、韓国南部にあった
旧制の木浦公立商業学校で三年間教壇に立ち、担任したクラスに金少年が在籍していた。そして、生徒に対して苦学をしてきた自分の経験を語り、最後には
いつも、人生が闘いの連続ならば、快く闘おう。快闘の後には何かが残ると諭されたそう。
その後、幾たびとなく挫折を味わいながらそれを乗り越え、今また経済再生に全力を挙げている金大統領の姿に、椋本先生の諭された快闘精神の言葉が重なるとともに、教師の果たす役割と責任の重さを痛感したのであります。